お盆やお彼岸の時期が近づくと、お墓参りのことが気になりますね。
お墓参りにいくことができず、お墓参りの清掃業者を検討していますか?
一口に、お墓清掃業者といっても、様々な種類があることをご存じでしたか?
知らずに、依頼すると、望んだ結果とは全くちがう結果になることもしばしば。
お金を払って依頼するのですから、きちんと対応して欲しいですよね。
お墓参り清掃業者はおもに3種類に分けられます。
- お墓参り代行業者
- 墓石クリーニング業者(ライト)
- 墓石クリーニング業者(ヘビー)
それぞれ簡単に説明します。
お墓参り代行業者
文字通り、貴方にかわって、お墓参りをしてくれる業者のことです。
タオル等でお墓を拭いたり、お供え物の取り替え、ゴミ取りなどを行います。ただ、お墓に染みついた汚れを除去したり、草取りなどを本格的に行ってくれるわけではありません。
あくまで、簡単な清掃と、お墓参りを代わりに行ってくれるだけ、と考えましょう。それなりに費用が安価なのは、作業自体が軽微であるためです。すでにお墓がある程度で綺麗な状態に保たれている場合には、良い選択になるかもしれません。
この手の作業は、専門的技術を要しないため、本格的なクリーニングなどには対応していない業者がほとんどです。
墓石クリーニング業者(ライト)
墓がひどく汚れていたり、石に汚れが染みついて取れない場合は、通常の清掃では汚れを除去することはできません。特に、水垢(みずあか)が発生している場合は大変です。
- 水垢の例
- 軽度な水垢の事例
- しみ込んだ水垢
水垢(みずあか)の除去はプロでも専門知識を必要とします。この段階になると、墓参り代行業者には対応できない領域となります。
そこで、登場するのが、墓石クリーニング業者です。高圧洗浄器などプロ所有の設備で、水垢を除去します。
何年も墓を放置していたり、粉塵が多い地域では、墓参り代行業者ではなく、墓石クリーニング業者を選択しましょう。
さて、表題でライトと書きましたが、これは、さらにひどい汚れが墓に染みついていた場合、業者によっては対応出来ない場合があるため、ライトとあえて書きました。
さて、次に登場するのが、頑固な水垢にも対応できる墓石クリーニング業者(ヘビー)です。
墓石クリーニング業者(ヘビー)
長年、墓石のクリーニングを行っていないと、墓石は自然と黒ずんできます。いくら毎年、水ふきを行っていたとしても、この黒ずみは防げません。とくに、車通りの多い地域や化学工場が近くにある場合などは、その汚れの度合いは大きくなり、定期的なメンテナンスが必要になります。
上述の高圧洗浄などでは、落とせない汚れ、具体的には、内部まで水垢の原因である炭酸カルシウムがしみこんでしまった場合は、物理的な処置が必要になります。
具体的には、お墓の表面を薄く削り、汚れのある石面を物理的に除去してしまいます。
つまり、洗うだけではなく、文字通り、リフレッシュさせるのです。
この技術は洗う技術とは概念が異なりますし、技術レベルも高く、専門家のもとで修行が必要になります。その意味で、「ヘビー」となります。こういった物理的な施工ができる技術者は少ないのが現状です。
お墓を本格的リフレッシュしたい場合は、こういったヘビーな技術を習得している墓石クリーニング業者を選択しましょう。
最後に、墓石クリーニング業者を選択するときは、業者に電話で以下のことを尋ねてみましょう。
- 貴社は、墓参り代行業者ですか?それとも、墓石クリーニング業者ですか?
- 墓石クリーニングの手法は、どのようなものですか?
- どこで技術を身につけましたか?
単刀直入すぎて、相手に失礼ではないかと心配されるかも知れませんが、きちんと技術を習得している業者であれば、間違いなく懇切丁寧に答えてくれるはずです。
なぜなら、墓参り清掃サービスは十分な知識や経験がなくてもビジネスとして始められ、多数の業者が乱立しているので、ヘビーな技術を習得している業者は技術レベルの高さを知って欲しいと考えているからです。
また、お客様からのこういった質問に真摯に答えられないようでは、ビジネスマナーが不足している業者と考えて良いでしょう。
お墓参り代行業と墓石クリーニング業の違いについては、以下でも触れていますので、ぜひご確認ください。
もう一つ、実績の多さに、目を奪われすぎるのはよくありません。
どのレベルでの実績なのかが大事です。
貴方が墓石のクリーニングを依頼するのであれば、
- 頑固な汚れを除去した経験をどれだけ持っているのか
- どういう工法で除去しているのか
についても確かめるようにしてください。
多少面倒であっても、たんに実績数を確認するのではなく、どういう工法を習得しているのか、についてよく確認しましょう。